2135-290 中国近代城市史料叢刊・広州巻 第1輯*

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商品コード: 2135-290

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広東省立中山図書館 編

広東人民出版社

2021年5月

26cm・35000ページ

ISBN:9787218149967


民国期、広州の政治・経済・社会・文化各面で多元化が進み、それは2000余年続く多層レベルの行政中心の歴史と密接な関係がある。明清だけで言っても広州は省都・府城で番禺・南海両県衙門もあり、中華帝国の海洋に面した都会であり世界への窓口でもあった。ということで中国が帝制から共和制に変わる段階においても香港等の新興商港のようなゼロからの開始とは異なり、まずは王朝時代の垣根を外して近代都市建設のための条件を整えるところから始めなければならなかった。1918年に成立した広州市政公所の最初の任務は城壁の撤収と道路建設であった。近代広州の市政建設はこのシンボル的破壊から始まったのである。破壊、改修、景観建設ののち、新制度の再建、市民意識の養成等々は教育と文化機関にかかってくる。広東省中山図書館の指導のもと出版された『中国近代城市史料叢刊・広州巻(以下『叢刊』)』の示す広州は、この三重奏の中で誕生したのである。『叢刊』は多くの市政・財政関連の規則・地方自治の法規・事業報告・養成規則を収録する。不動産規程・土地課税・営業課税・賃貸規則・納税規程・土地登記・銀行規則・道路規則等具体的運用方法が示されている。近代都市の特徴はほかにも図書館・博物館・文化館等の建設等もあり、これらについても『叢刊』に収録されている。大学・専門学校・職業学校等の刊行物も300余種含み、嶺南大学と中山大学には公文書使用協力も受けている。医療機関・医科大学等の著名人からも文献提供を受けている。※お取り寄せ

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