株式会社エース

¥ 7,945 税込

商品コード： KR168002

國立中央博物館 編
出版社
2016年7月出版
368ページ
ISBN:9788992788823

1975年、韓国の西南海岸、新安沖で沈没船が発見されて40年。
本図録は、７月26日より9月4日まで、ソウルの国立中央博物館の企画展示室で開催される、大型特別展「新安海底遺物展」の展示図録。
引き上げられた遺物は2万4千点。
沈没年は発見された木簡の荷札から至治三年（1323年）と特定され、船は中国を出航し、積荷には東福寺の購入品を含む、大量の焼き物（一部、高麗青磁を含む）、銀、銅、錫のインゴット、大量の貨幣、また香木や胡椒、薬材などが含まれる。
また、船員が使用したと思われる当時の下駄や碁石、将棋の駒なども収録され、興味が尽きない。
本図録、 第1部は、日本の上流層の文化的趣向を表わす遺物。
第2部は、新安船の出発地点である中国の寧波港を中心とした交易活動と、新安船の船員たちの船上生活に照明を当てる。
第3部は、中国の陶磁器をはじめ、新安船から出土した遺物を網羅的に紹介する。

尚、展覧会は7月26日より9月4日まで、ソウルの国立中央博物館の企画展示室で開催され、その後、展示内容と数量を調整し、国立光州博物館で10月25日より、来年の1月30日まで開催される。