2345-124 東来西往 8-13世紀初期海上絲綢之路貿易史研究

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商品コード: 2345-124

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陳燁軒 著

社会科学文献出版社

2023年11月

24cm・532ページ

ISBN:9787522825748


※8-13世紀は海のシルクロードが大きく発展した時期である。8世紀末より国内商業と文化的ムードの影響を受け、成熟した海事管理体制のもとアラビア商人が中国東南地域への進出を開始する。この航路と賈耽『皇華四達記』にある「広州通海夷道」は基本的に一致しており、考古・文献等多くの証拠による後押しもあり、そこからアラビア商人の移民コミュニティの存在も見ることができる。商船「黒石号」の貨物の中国での輸送・集荷はアラビア商人が経営する海洋貿易の重要な案例である。中国到着後アラビア商人は広州を拠点として長期にわたり泉州・杭州等南島沿海都市へと出張した。11世紀末、アラビア商人は広州の都市建設にも乗り出し、彼らの拠点であった蕃坊とその付近の通りを広州一の商業繁華街にした。11世紀からは中国商人も海のシルクロードにおいて重要性が増す。アラブの史料と中国の碑銘の記載によれば、中国船は晩唐になってペルシャ湾に到達している。沈没船「南海1号」が宋商人の航海について船の構造や船員組織・貨物管理等豊富な情報を提供してくれている。南宋の長距離航行も沿海の上流社会と仏教寺院の後押しもあって重要性が高まった。13-14世紀の中国の史料をもとに中国商人の東西航路を復元、そこからは宋商人の海外移民コミュニティの存在および海洋選民の重要性も確認できる。ポルトガル人渡来以前に、アラブと中国の航海家にはすでにすでに成熟した海上ルートがあり、それは初期の世界史にとって重要な構成部となっていたことを論述する。(全7章、図2、表8)附:索引。附録5(表5)。2023.11


※8—13世纪是海上丝绸之路大发展的时期。8世纪后期开始,受国内商业和文化氛围的影响,在成熟的海事管理体制的支持下,阿拉伯商人开始了前往中国东南地区的远航。这条航线与贾耽《皇华四达记》所载的“广州通海夷道”基本吻合,并得到考古、文献等多重证据的支持,从中可以见到阿拉伯商人移民社区的存在。“黑石号”商船的货物在中国的运输、集聚,是阿拉伯商人经营海洋贸易的重要案例。抵达中国后,阿拉伯商人长期以广州为聚居地,并扩散至泉州、杭州等东南沿海城市。11世纪末,阿拉伯商人参与了广州的城市建设,他们所在的蕃坊和附近的街道成为广州最繁华的商业区。也是从11世纪开始,中国商人在海上丝绸之路上越来越重要。而根据阿拉伯史料和中国碑铭记载,中国船只在唐后期就已抵达波斯湾。“南海I号”沉船提供了宋商远航的丰富信息,包括船只的结构、船员的组织以及货物的管理等。南宋的远航也受到沿海上层社会和佛寺的支持,体现了广泛的参与性。根据13、14世纪的中国史料,可以复原中国商人从东方到西方的航线,从中也可以看出宋商海外移民社区的存在,以及海洋船民的重要性。在葡萄牙人到来之前,阿拉伯和中国的航海家已经发展并维护了成熟的海上通道,他们的远航成为早期全球史的重要组成部分。